「健康」と「セルフケア」

「健康」とは?

誰もが、健康でいきいきとした生活を過ごしたいと思っているものです。

不調や病気になったとき、健康がいかに大切なのかを知る機会にもなります。

WHO(世界保健機関)の健康の定義(1948年)によると、「健康とは、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であるということであり、単に病気・病弱ではないということに尽きるものではない。(Health is a state of complete physical,mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.)」とされています。

また、慢性的疾患を抱えて生きている方は、病気と良い関係を築き、精神的・社会的に満足する生き方をしていることが健康であるという、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)も健康という点で、とても大切であると考えられています。

そして、QOLを向上させていくことが健康という点でも大切とされています。

この生活の質の向上という価値は、病気を抱えて生きている人たちだけではなく、全ての人たちの健康と生活を考える時の指針にもなっています。

健康を左右するストレスへの気づき

現代社会はストレス社会だといわれています。

ストレス社会では、ストレスとの付き合い方次第で、人生が豊かになったり、心身の健康を害することになります。

心と身体と思考は密接に関係しており、相互に補完関係にあります。

ストレスは、その相互作用のなかで生じる生物として自然な生理的反応です。

しかし、自分自身のストレス状態に気づけず、気づていてもケアせずにそのまま過ごしていると、慢性的なストレス状態になっていきます。

慢性的なストレス状態は、免疫力の低下なども引き起こすため、心身症など様々な病にかかりやすくなってしまうという研究結果も多方面で目にします。

したがって、この慢性的なストレス状態をそのままにして生活をしていくと、どこかで心と体の不調が生じ、それでも対処せずに過ごしていくと、病を引き起こすので、気づいたらすぐに対処していくこと、既に不調が生じているのであればカウンセリングなど専門家の協力を得て、その状態に応じた適切な対処をしていくことが必要になります。

ストレス社会で健康を維持していく

ストレス社会である現代では、ストレスをなくすというより、たくさんのストレスを受けながら生活しているということを前提に考えていくことが現実的です。

その環境のなかで、いかにうまくストレスと付き合っていくのか?

その基本の一つは、日々の健康管理だけではなく、人間関係や職場の悩み、ストレスを感じていることに健康的に対処していくスキルを身に付けていくことです。

セルフケア

ストレスとうまく付き合っていく基本は、高いストレス状態から、リラックス状態にしていく、ストレスの調整を日常生活で意識的に取り入れてく必要があります。

自分で意識的にその必要性を認めて行う、ストレス調整のことをセルフケアと言います。

セルフケアにはいろいろありますが、今回は、時間や費用を基準にしたセルフケアを紹介したいと思います。

(1)自分だけの時間と、費用はほとんどかからず、必要でも日常生活で使う費用のなかでおこなえるセルフケア

  • ゆっくりお風呂に入る
  • 散歩をする
  • ジョギングなど軽い運動をする
  • 好きな音楽を聴きながらいろいろなことをする
  • 昼寝
  • 笑う
  • 一人瞑想
  • 一人ヨガやストレッチ
  • ボッーとした時間を過ごす
  • 何もしないでいる
  • 日当たりのよい、自分にとって心地よい場所を見つけて日光浴
  • その他いろいろ

(2)自分だけの時間、誰かと一緒に過ごす時間と、日常生活で使う費用プラスお小遣いレベルの費用の範囲内でおこなえるセルフケア

  • 本を読む
  • 友達と楽しいおしゃべりをする
  • 日記やブログを書く
  • 楽器を弾く、絵を描く、花をいける、ガーデニング、料理など自分の好きなことをする
  • 映画館に映画を観に行く、美術館に行く、自宅で映画やドラマをみるなど
  • カラオケに行く
  • その他いろいろ

(3)まとまった時間と、お小遣いレベルの費用またはまとまった費用が必要なセルフケア

  • いつもより贅沢な食事に行く
  • マッサージ、美容院やエステに行く
  • ジムに通ったり、まとまった費用が必要なアクティビティ
  • 自分に必要ないつもよりランクが上の買い物
  • 家具の新調など生活環境を変えて気分を一新する
  • 旅行やドライブ
  • ボランテイア活動
  • 習い事をしたり学びたいことについて講座を受講する
  • カウンセリングを受ける
  • その他いろいろ

セルフケアとしてのカウンセリング

カウンセリングの中でも、心や身体のリラクゼーションを行うので、様々な感情調整の方法やストレスケアの方法が身についていきます。

何より、安全な関係のなかで、自分の感じていることに気づき言葉にしていくことは、感情的ストレスを調整していくためには必要なことなので、カウンセリングはセルフケアの視点でも、とても役立つセルフケアの一つです。

どうぞ自分で始められるところから、いろいろ試して観てください。

プロカウンセラー池内秀行

2015/03/21作成・2020/07/20改訂


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