トラウマカウンセリング・セラピー|東京・恵比寿・オンライン|公認心理師・池内秀行

トラウマカウンセリング・セラピー|東京・恵比寿・オンライン|公認心理師・池内秀行

はじめての方へ(要点)

さまざまなトラウマやPTSD・複雑性PTSDへのケアを通じて、QOL(生活の質)の向上を目指すカウンセリングです。

トラウマケアは特別な人だけのものではなく、どなたにも開かれた社会的支援です。安全とプライバシーを最優先に取り組みます。「トラウマかもしれない」と感じた段階でも、どうぞ安心してご相談ください。

サービス概要

  • 場所:恵比寿・目黒(対面)/全国オンライン・海外在住にも対応
  • 予約:空き状況の確認と予約は「カウンセリング予約状況|お申込み」から
  • 主なトラウマ反応(例)
    • 解離/フラッシュバック/悪夢
    • 過度の警戒心/身体症状
    • 自己評価の低下/集中力の低下
    • 無関心/孤立感
    • 感情調整の困難/対人不信 など

所在地・連絡先

  • 住所:東京都目黒区三田1-4-4-2006(恵比寿ガーデンプレイス内)
  • インターネット予約受付:24時間
  • 電話予約受付:9:00〜20:00
  • 電話03-5793-8806
  • 営業日:月〜日(不定休)

料金(税込・個人セッション)

  • 60分:16,500円
  • 90分:23,100円
  • 120分:29,700円
  • 延長10分ごと:2,200円

早期相談のススメ:ショッキングな体験の直後や「いつもと違う自分」に気づいたときの早期ケアは有用です。長く続く苦痛についても、専門的ケアを開始することで前向きな変化を一緒に目指せます。

「そのつらさは、あなたのせいではありません。」

トラウマ体験は、ときに人生の道筋を大きく変え、深い苦悩をもたらします。しかし、その苦しみを一人で抱え続ける必要はありません。

トラウマは日々の心の状態や感情に影響を与えます。そして、その影響は日常生活や対人関係にも及び、身体症状として現れることもあります。こうした反応や症状がトラウマに由来する場合、原因はあなたの性格や弱さではありません。

トラウマの影響

トラウマを抱えていると、心身や対人関係など日常の多方面に影響が現れます。

ところが、それをトラウマの影響だと知ったり理解する機会がない場合、「自分の性格や弱さのせい」だと誤解し、自己責任と考えて一人で頑張り続けてしまうことがあります。すると、うまく変わらないことで自分をさらに責めてしまう悪循環が生まれ、苦しみが増すことがあります。

次のような経験はありませんか。これらはトラウマ反応の一部です。

  1. 理由のはっきりしない身体反応(震え、強い嫌悪感、気分の落ち込み)
  2. 周囲は平気なのに、自分だけ「何かがおかしい」と感じる
  3. 突然わき上がる不信感・絶望感、極端な思考に偏る
  4. 感情調整の困難(感情が感じにくい/激しく高ぶる/抑えられない怒り)
  5. 自傷行為や自己攻撃的なふるまい
  6. 日常の物忘れが増える一方で、特定の記憶だけが鮮明に残る
  7. フラッシュバックにより行動が制限され、感情が混乱する
  8. 医学的に説明がつきにくい慢性症状(頭痛、腹痛、全身の痛み、慢性疲労 など)

トラウマカウンセリング・セラピーでは、ご本人のペースとニーズを尊重しながら、トラウマ反応を低減しつつ、安心感と安全感のある暮らしを目指します。

トラウマ反応とストレス反応の違い

トラウマ反応は、日常的なストレス反応とは異なります。

トラウマ反応は、日常生活の何らかの刺激で突発的に現れ、不安・恐怖や思考が真っ白になるといった心理的反応と、身体が緊張して固まる、痛みを感じる、感覚が鈍くなるといった身体的反応を伴います。

その理由は、トラウマ体験時の強い反応が時間の経過後も残り、本人の意思や状況にかかわらず、出来事や状況にそぐわない反応が思いがけない場面で現れるからです。

こうした反応は、通常のストレス反応とは質が異なります。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の診断基準

医学的診断では、PTSD、複雑性PTSDに分類されますが、診断基準を満たさないトラウマ反応は、パニック障害やうつ病など他の診断名がつく場合があります。

PTSDの主要症状:

  • 再体験症状:フラッシュバック、悪夢によるトラウマ体験の反復
  • 回避症状:トラウマ関連の状況・記憶からの回避行動
  • 過覚醒症状:持続的な緊張状態、過剰な驚愕反応
  • 認知・気分の陰性変化:否定的な世界観、興味・関心の喪失

複雑性PTSD(C-PTSD)の特徴

複雑性PTSDは、幼少期の虐待、ネグレクト、家庭内暴力など、長期・反復的なトラウマ体験により生じるトラウマ反応です。PTSDの診断基準に、下記のような「自己組織化の困難」という診断基準が加わります。

自己組織化の困難:

  • 感情調整困難:感情の激しい変動、コントロール不能感
  • 否定的自己概念:「無価値」「欠陥がある」という自己認識
  • 対人関係障害:信頼構築の困難、親密性への恐怖

これらは、不適切な環境の中で身を守り、そこで生きていくために適応した結果として身についたものです。適切なトラウマケアによって、健康的な感情調整能力の向上、自己効力感と自己肯定感を育んでいくこと、信頼関係のある対人関係や親密な関係を築いていける人間関係スキルを身につけていくことができます。

トラウマケアのアプローチ

カウンセラー池内秀行のトラウマケアは、次の3段階を基本に進めていきます。

なお、この順番通りに厳格に進めるわけではなく、ご本人の状態・状況・環境、悩みや問題など個別の状況に応じて柔軟に進めていきます。

第1段階:身体的・心理的安全の確立

日常生活における物理的安全・心理的安全を構築していきます。

  • トラウマ心理教育の提供
  • トラウマ反応への気づきと対処スキルの習得
  • 個別に最適化されたリラクゼーション技法の実践
  • 安心できる内的・外的環境の整備

なかにはこの段階の取り組みでトラウマ反応が低減し、つらさが和らぐこともよくあります。

第2段階:トラウマ記憶と身体反応の統合的ケア

安全基盤の上で、必要に応じてトラウマ記憶と身体反応に取り組みます。過度な再体験を避けながら、ご本人のペースを尊重して安全に進めるアプローチで進めていきます。

第3段階:よりよい日常生活を築いていく

トラウマケアで育まれる自己効力感を活かし、以下を目指します:

  • 対人関係スキルの向上
  • 建設的な認知パターンの獲得
  • 肯定的感情(喜び、楽しさ、ワクワク感など)への耐性向上
  • 自分らしい日常の構築

ご本人が大切にしている価値観や心から望んでいることを尊重し、もともと持っている強みや才能(ストレングス)を発見・確認し、その活用を支援して、自分らしい日常を形にしていくプロセスをサポートします。

統合的アプローチの特徴

過去と現在の両方に焦点を当てる統合的アプローチ

ご本人の状態・状況に応じて、以下の統合的アプローチを活用してトラウマをケアしていきます。

  • 過去に焦点:トラウマ体験の記憶や感情を、詳細に思い出して言語化してケアしていく
  • 現在に焦点:今の悩みとトラウマの関係を理解し、対処方法を身につける
  • 統合的アプローチ:両方を柔軟に組み合わせ、その時点で最適な方法を選ぶ

ソマティックアプローチ

以下の知見に基づくアプローチを活用します:

  • マインドフルネス
  • ソマティック・エクスペリエンシング
  • ポリヴェーガル理論

心身の相互作用を重視した自律神経系の自己調整力向上をサポートする包括的ケアを提供します。

現実的アプローチ

現実の悩みや問題について、以下のサポートを提供します:

  • ストレングス(強み・才能)の発見と活用支援
  • 協力者との関係構築
  • 必要なソーシャルリソースへのアクセス支援
  • 「一人で抱え込んで頑張るパターン」からの脱却

料金表(個人セッション)

セッション時間セッション料金(税別)セッション料金(税込)
60分15000円16500円(税込)
90分21000円23100円(税込)
120分27000円29700円(税込)
延長10分毎2000円2200円(税込)

安心できるカウンセリング環境

初めての方でも安心してお越しいただける環境を整えています。

対面セッション

  • 東京・恵比寿ガーデンプレイス内にあるセッションルーム
  • プライバシーに配慮した落ち着いた空間

オンラインセッション

  • Zoom利用(全国・海外対応)
  • ご自宅からリラックスして受けられます

よくある質問(FAQ)

トラウマかどうか分からないのですが、相談できますか?

はい、もちろんご相談いただけます。「トラウマかもしれない」と感じた段階で、専門家にご相談いただくことは大切です。

カウンセリングは何回くらい必要ですか?

個人差がありますが、まずは初回でご状況を伺い、一緒に方針を決めていきます。ご本人のご都合やペースを尊重して回数や間隔を決めて進めていきます。

医療機関との併用は可能ですか?

可能です。医療機関で治療中の方は、紹介状または投薬情報をご持参ください。医療機関が連携OKなら連携いたしますし、医療機関によっては紹介状だけで直接のやりとりはせずご本人を通したやりとりの場合もあります。

重要なお知らせ

※当方は医療機関ではありません。診断書発行(裁判・離婚調停・会社提出用等)や投薬治療をご希望の方は医療機関をご利用ください。医療機関で治療中の方は紹介状または投薬情報をご持参ください。

お申し込み・ご相談

初回のご相談には勇気が必要かもしれません。多くの方から、「最初は不安だった」というお話を伺いますので、申し込みの際に、不安を感じるのは経験上自然なことだと思います。このページに記載のないお悩みでも遠慮なくご相談ください。

あなたのペースを尊重し、トラウマからの回復とより良い日常生活への道のりに寄り添いながら、協働してサポートしていきます。

「こんな相談でも大丈夫なのかな?」と思うことも、お申し込み、ご相談お待ちしております。

プロカウンセラー池内秀行

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トラウマケアに役立つ参考図書の一部

  • 「SAMHSAのトラウマ概念とトラウマインフォームドアプローチのための手引き(日本語版)」(大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター・兵庫こころのケアセンター訳)
  • 「トラウマインフォームドケア」野坂祐子(日本評論社)
  • 「トラウマインフォームドケア」川野雅資(精神看護出版)
  • 「身体はトラウマを記録する」べッセル・ヴァン・デア・コーク(紀伊國屋書店)
  • 「複雑性PTSDの理解と回復」アリエル・シュワルツ(金剛出版)
  • 「複雑性トラウマ・愛着・解離がわかる本」アナベル・ゴンザレス(日本評論社)
  • 「私の中のすべての色たち・解離について最初に出会う本」アナ・ゴメス&サンドラ・ポールセン(スペクトラム出版社)
  • 「ガスライティングという支配」アメリア・ケリー(日本評論社)
  • 「トラウマとアディクションからの回復」リサ・M・ナジャヴィッツ(金剛出版)
  • 「児童期虐待を生き延びた人々の治療」メリレーヌ・クロアトル他(星和書店)
  • 「心的外傷と回復」ジュディス・L・ハーマン(みすず書房)
  • 「真実と修復」ジュディス・L・ハーマン(みすず書房)
  • 「生きる勇気と癒す力」エレン・バス他(三一書房)
  • 「性暴力被害の心理支援」齋藤梓他(金剛出版)
  • 「性暴力被害の実際」齋藤梓他(金剛出版)
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